2026/06/20 22:10

戦国時代の「はちみつ」は、お菓子ではなく「軍事物資」だった?

現代でこそ、朝食のトーストにたっぷりとかけて楽しめるはちみつですが、大河ドラマ『豊臣兄弟!』の舞台でもある戦国時代、これは誰もが口にできるものではありませんでした。

当時は、私たちが今行っているような近代的な養蜂技術はなく、山林に生きる野生の「ニホンミツバチ」の巣を命がけで見つけ出し、ほんのわずかを分けてもらうしかありませんでした。そのため、超がつくほどの高級品であり、甘味料というよりは「薬」や「最高級の陣中見舞い」として扱われていたのです。

もし、希代の天才軍師・竹中半兵衛や、天下へ駆け上がる豊臣秀吉(藤吉郎)たちがはちみつを口にしていたとしたら、それは現代のような甘いデザートではなく、過酷な戦を生き抜くための「究極の栄養ドリンク(エネルギー源)」だったに違いありません。

天才軍師の頭脳と、武将の体力を支える「ブドウ糖」

はちみつの主成分であるブドウ糖や果糖は、これ以上分解する必要がないため、食べてからわずか20分ほどで体に吸収され、エネルギーに変わるという抜群の即効性を持っています。彼らがここぞという大一番の前に、貴重なはちみつをペロリと一舐めして、「よし、これで勝機が見えた!」と鋭い目を光らせていた……そんな姿を想像すると、なんだかわくわくしてきませんか?

実際に、当時の武士や忍者が携帯した保存食「兵糧丸(ひょうろうがん)」には、栄養価を高め、はちみつが持つ天然の殺菌・防腐効果で日持ちさせるために、隠し味として練り込まれることも多かったそうです。

現代の私たちも、毎日の「戦(いくさ)」を生き抜くために

戦国武将たちが命がけで手に入れていた、自然の恵みそのものであるはちみつ。 私たちは今、その素晴らしいエネルギーを、毎日の朝食で手軽に味わうことができます。

仕事に、家事に、勉強に……現代を生きる私たちの毎日も、ある意味では忙しい「戦」のようなもの。

朝一番、トーストにじゅわっと溶けたバターとはちみつを纏わせて頬張る瞬間は、ただ美味しいだけでなく、今日一日を力強く生き抜くための最高のエネルギーチャージになります。

戦国時代の偉人たちに思いを馳せながら、この平和で豊かな恵みを、ぜひ五感でじっくりと堪能してみてくださいね。

来週はどんな展開になるのか大河ドラマもたのしみです。

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